2014年10月31日
DSG(デュアルセクターギア)組み込み
今回はアメリカ Siegeteck Concepts社の
Cyclone DSG(デュアルセクターギア)シリーズ
をマルイスタンダードM4に組み込んでみました

〔データ〕
価格:セクターギア単体は$55
各ギアセットは$120
コッキング歯数 : 8枚×2
ギア比 : セットのベベル&スパーの組み合わせにより20.15:1、14.09:1、10.44:1の3種類
材質・製法・処理 : クロムモリブデン鋼(型番不明)・CNC切削・焼き入れ
(ガンジニア様のHPより)
デュアルセクターギア(DSG)は現在2種類あるようですがもうひとつはこちらのコピー品でカットオフカムやタペットカムの作りが悪く使えそうにないので今回は正規品を使いました
こちらのDSG入手が困難で今回ははるばる青森のガンジニア様から送っていただきました ありがとうございます
今回は20.15:1のトルクタイプを選択しました
まず感想は 「硬い!」

そして非常に綺麗な作りでおどろきました
各ギアとも圧入じゃなくきっちりと溶接されてます

カットオフカムもしっかりしています
間違いなく強度に問題はないと思います
ただこちらのDSGは表面処理や素材上きっちりグリスアップしていないとギアにダメージをあたえてしまうみたいなのでしっかりとグリスアップしてやって下さい
ちなみに私は駆動系にはワコーズのチェーンガードグリスを使用しています
私は仕事柄ワコーズをよく使うと言う事もありますがこちらのグリスは普通の電動ガン用の高粘度グリスとは比べ物にならない密着性がありまず飛び散る事がなく少量を適切な部分だけに塗布出来ます
それに抵抗も少ないのでかなり良いと思います
組み込む際に多少の加工が必要です
まずピストンの歯をピスクラ防止でカット調整していきます

まず通常通り後部から2枚目を完全にカット
そして3枚目をハーフ
4枚目を3分の一カットしてセクターギアを仮組みして調整します

ピストンはこんなかんじでOKです
そして今度はタペットプレートの加工です

タペットのウイングを11ミリにカットします
これをやらないと1回転でピストンを2度引く訳なので給弾できません
そしてこのDSGのベベルギアなんですが現在のロットは次世代やマルイHCシリーズタイプの形状になっているので普通の逆転防止ラッチは使用出来ませんので次世代用をつけるかベベルのみ通常の物を使います
今回私は仮組みと次世代系ラッチが手元になかったので通常の強化ベベルとラッチを使いました

このようにセクターに8枚の歯が2箇所についていて極端にセクターカットした状態になりますのでスプリングも通常のスプリングをそのまま使用する事はできません
しかしSC社から販売されているスプリングガイドスペーサー(SGS)かガンジニア様のG.A.W POMスペーサーを使用することで調整出来るようになっています

こんな感じです

そしていつも通りシム調整して各パーツを組み込みメカボックスを閉じれば完了ですがスプリングがかなり圧縮された状態ですのでメカボックスを閉じる際は充分注意してください
組み込み後初速を微調整し試射してみました
使用バッテリー リポ7.4V
モーター EG1000
DSG トルクタイプ 20.15:1
初速93前後 サイクル30
今回はサイクルを上げる為じゃなくセミのレスポンスアップを期待して組み込みましたが思ったよりサイクルが上がってしまいました
遅いよりは早い方が好きなので結果的に満足しています
セミのレスポンスはDTMを組み込んだ物も所有していますがやはり勝てない物のかなり近い物になりました
モーターの発熱量もハイスピギアにハイスピモーターを入れるよりかなり少なく燃費も良い様に感じました
今現在3000発程度試射しましたがまったく問題ありません
次回はP90に10.44:1のハイスピードタイプを組み込みハイサイクルカスタムをやってみます
TOMIMASU BASE HP
tomimasu.amebaownd.com/
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。